こんばんは!まるちゃんです。
残暑厳しく愛犬とともに、エアコンの効いた部屋で、過ごす時間がほとんどな毎日を過ごしています。
みなさん、いかがお過ごしですか?
昨日精神科の定期受診に行ってきました。
ちょうど病院を変わって丸6年が経ちましたので、ここら辺で少しそのことをお話したいと思います。
初めての病院!
不眠が続きこれはおかしいとスマホで病院を探し、一番近いクリニックに行ったのは、今から8年前の9月でした。
家から20分ぐらいのところにある、ビルのテナントの2階でした。
静かなロビーに緊張しながら入ったことを、今でも覚えています。
初診だったので、まずは裏表ある問診表に記入するところからでした。
それが済むと今度は中待合室に通されて、看護師さんが血圧を測ってくれました。
そこでだいたいの経過とか既往歴、現在の症状などを大まかに話しました。
1時間ぐらい経って、ようやく先生のところに行きました。
70歳ぐらいの白髪の先生でした。
問診などに沿って先生は質問していきました。
うつ病かな?と半信半疑でしたが、先生が全然病名を話してくれないので、自分から聞きました。
「私の病気は何ですか?」
先生は一言
「うつ病です!」
と言いました。
これがうつ病なのか?!
なんかその時はショックと言うよりも、自分がうつ病になる?という驚きの感情の方が強かったです。
それまでイライラしたり、逆にすごく落ち込んで何もやる気が起きなかったり、仕事はというと淡々と業務をこなすだけの連続で、毎朝訳もなく涙が出る中車で通勤していたことなどが、「うつ病」と聞いてそうだったんだ!となぜかホッとしたのです。
看護師でありながら、うつ病の知識がほぼ皆無な私は、しばらく薬を飲んでれば治るだろうと、簡単に考えていました。
それから朝夕の抗うつ剤、抗不安薬、眠剤とたくさんの薬を飲み始めました。
通院は始めは1週間に1回でしたが、そのうち2週間、1か月とあいてきました。
その先生はメールでも何かあれば連絡して下さい!と話してくれ、すごく安心できました。
急性期は症状が悪く、その都度私の症状に合わせて薬を変更してくれました。
ただその頃は仕事も続けていたので、頭にモヤがかかっているようでした。
夕方は特に眠気が強く、買い物に行ったスーパーの駐車場で、少しの間眠るはずが1時間近く寝ていたこともありました。
今考えても怖いことですよね。
母の誕生日に事故を起こす
12月のある日、その日は母の誕生日でした。
朝の通勤途中、急に昨日違うカバンに入れた免許証のことを思い出しました。
それを探すのにカバンをごそごそしていましたが、見つかりません。
焦った私は普段ならそんなことは絶対しないはずなのに、うつ病で頭が回っていなかったのでしょう。
道の端を車がずずずずっと走ってる音を聞きながらも、まだ免許証を探していました。
それからしばらくして、ドン!という衝撃とともに車が止まりました。
目の前に電柱がありました。
しばらくして、救急車の音が聞こえてきましたが、スーと意識が遠のいていきました。
たぶん救急車を呼んで下さった男性だと思うのですが、ずっと「もうじき救急車が来ますからね」「大丈夫ですよ」と声をかけていてくれました。
後で警察の方にお話を聞きましたが、その男性は名前などは名乗られなかったそうです。
救急車に乗せられて病院につくまで、ずっと涙が止まりませんでした。
私の単独事故で、巻き沿いに合われた方がおられなかったのが幸いでした。
電柱に追突してから病院で検査を受けるまで、目の前が真っ暗で目を開けることが出来ませんでしたが、質問にはしっかりと答えていました。(笑)
8年経った今でも、あの日のことは忘れられません。
うつ病で半年間の休職
幸いにも打撲以外のけがはなく、その日に家まで帰れました。
職場の所長も病院に駆けつけてくれ、その日のうちに休職扱いとなりました。
次の日精神科を受診し、診断書を書いてもらいました。
いまだに思うのは、なぜうつ病と診断された時に休職しなかったのだろうということです。
その点では少し先生に対して思うところがありました。
実際のところ、うつ病と診断されても働いておられる患者さんがいるとしたら、すぐにでも休職を勧めます。
先生に対する不信感
1年が経ったころでしたか、ある日の夜も調子が悪く先生にメールをしました。
先日もらった抗不安薬を飲んでもあまり効かないと言った内容だったと思います。
それから数日後返信がありました。
「その症状は更年期じゃないですか?」と・・・。
確かに更年期には入ってましたし、婦人科でホルモン検査もしてもらったことも先生には伝えてありました。
しかしながら、ホルモン値に異常はなく、現にこうしてうつ病の治療をしている中で、唐突にそんなことを言われたことがショックでした。
そして転院のきっかけになった出来事があります。
それは、診察室に入るなり、
「このビデオを見ていて下さい!」
と私に言った後、先生はパソコン作業をしていました。
15分ぐらいで終わりましたが、先生はずっとパソコン作業をしていました。
そのビデオの内容は、幼児期に虐待を受けた患者さんの脳に異常が見つかったという内容でした。
全然訳がわかりませんでした。
母には厳しく育てられましたが、虐待という言葉に当てはまることを一度もされたことはありません。
そういった話も先生としたこともなかったし、寝耳に水でした。
ビデオが終わると、何事もなかったかのように、「いつもの薬を出しておきますね」と言われ、「あー、この先生終わってる!」と思いました。
それから次の病院探しをし、妹の知り合いのクリニックに転院することに決めました。
紹介状を書いてもらうのに嘘をついて、「しばらく妹のところで養生したいので紹介状を書いて下さい」と頼んだら、あっさりと書いてくれ、無事に転院できました。(笑)
病院を変えることに抵抗のある方へ
最後になりましたが、私自身の経験しかありませんが、うつ病の治療をしていく上で大切なのは、第一に医師に対する信頼感がなければ成り立ちません。
それはうつ病に限らず他の病気でも同じだと思います。
何でも聞ける関係性を築くのは容易ではないかも知れませんが、特に精神疾患では医師と患者の関係がより大事だと私は思っています。
そういう意味で、少しでも信頼が損なわれる出来事などがあれば、転院したり医師を変えてもらうことも患者の選択肢として考えてもいいのではないでしょうか?
うつ病は治療に数年~数十年かかる病気です。
長い間同じ医師に診てもらえるとは限りませんが、出来れば信頼できる医師に診てもらうことは回復力がより上がるように思います。
今回うつ病で事故を起こしたショッキングな内容となり、驚かれた方には申し訳ありません。
でも、うつ病になるとこういったことも起きるかも知れないことを、お知らせしたかったのです。
また転院することや医師を変えてもらうことに、私自身は賛成派です。
カウンセラーの先生も同じかも知れませんね。
人間だもの、相性はあるはずですからね。
同じ受診するのに、嫌な気持ちにさせられたら、それは悲しいですからね。
まだまだ残暑厳しいですから、どうか無理をされずにお過ごし下さい。
まるちゃんでした・・・。
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